現金出納帳(複式簿記の基本)

付録:会計ソフトと朱書仕訳帳と勘定科目

 現金出納帳は簿記の基本となりますので、始めに理解しておかなければなりません。

 右下フレーム(フレーム3)の取引記録に基づき、簿記の基本となる現金出納帳(1、2月分)を記帳してみます。
 現金出納帳の右側の*青い数字が取引記録の番号に対応します。

*青い数字は説明のために付けたもので、これから出てくる各帳簿についても同様です。
  • 日付欄には実際に入出金があった日付を日付順に記入します。
    • もし事後的に誰かが立て替え払いしていたものを清算するなど、レシート等の日付と管理すべき現金(003で購入した金庫を管理の象徴と考えて下さい。)の入出金日付が一致しない場合には、管理すべき現金が入出金された日付を日付欄に記入し、摘要欄には(誰々さん○月○日立替分清算)などと加えます。そうしないと、いつまでも現金出納帳が未確定の状態になり、現金出納帳の残高と管理すべき現金の実際有高との比較ができません。

  • 摘要欄には後で仕訳を起こせるように、入出金の対象(何を)、入出金の理由(売る・買う・貸す・借りる・利用する・利用させる…など)、入出金の相手先(誰に・誰から…など)を記入します。
  • 入出金の手段(現金で・現金を…など)は、帳簿の性質より自明ですので省きます。また、取引の主体はEさんの行っているLパソコン教室ですので、それも省きます。
  • 現金が入ってきたら収入欄に記入します。また、現金が出ていったら支出欄に記入します。
  • 残高欄の金額は、上の行の残高欄の金額(+収入欄の金額)または(−支出欄の金額)になります。
    • (収入合計 + 前月残高 = 支出合計 + 当月残高)にならなければ、どこかに間違いがあります。

取引とは、経済活動のため資産・負債・資本を増減させることです。
仕訳とは、仕訳帳や伝票(入金伝票、出金伝票、振替伝票)を使用して、取引を勘定科目毎に分解することです。


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