有形固定資産の取得

貸倒損失と貸倒引当金有形固定資産の減価償却

 固定資産は、有形固定資産・無形固定資産・投資その他の固定資産に分類できます。
 そのうちの有形固定資産とは、長期にわたり事業活動に使用されることによって収益を獲得する目的で取得され、所有される有形の資産です。建物・車両運搬具・備品・土地などです。

  • 有形固定資産を取得したときは、購入代金の他に仲介手数料・登記料・運賃・関税・据付費などの付随費用を含めて、各資産勘定の借方に記入します。
  • 建物勘定には、建物の購入・新築代金の他に暖房・照明・昇降機などの付属設備・付随費用の代金も含めます。建物を改築・改装などでグレードアップしたときにも建物勘定を使います。
  • 建物が破損し、原状に回復させるための支出は修繕費勘定(費用勘定)の借方に記入します。
  • 車両運搬具勘定を使う資産は、営業用の貨物自動車・乗用車、オートバイなどの陸上運搬具です。019
  • 備品とは営業用の机・椅子・応接セット・金庫・ワープロ・パソコン・コピー機などです。備品のうち使用可能期間が1年未満のものか、またはその価額が *少額であるものは、消耗品費勘定(費用勘定)などの勘定科目で処理します。この講座では事務用品費(費用勘定)を使いました。006
  • 備品のうち使用可能期間が1年以上かつ、その価額が少額でないものは備品勘定で処理します。003005
  • 土地勘定には、土地の購入代金の他に地ならしなどの整地費、擁壁工事などの工事費・付随費用の代金も含めます。132

*実務ではその時の税法により10万円未満または20万円未満(場合によっては30万円未満)を少額としています。


Wikipedia
複式簿記固定資産
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本:財務会計

簿記入門講座 創業から決算まで貸倒損失と貸倒引当金有形固定資産の減価償却
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