有価証券 |
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有価証券を081と082で購入しました。 - 有価証券には、国債券・地方債券・社債券・株券などがあります。
- 有価証券所有の目的は、利殖目的や、他企業の支配目的などがあります。
このうち、有価証券勘定を使うのは、市場性のある有価証券(上場銘柄や店頭公開銘柄)を一時的に所有する目的で購入した場合です。 他の場合には、投資有価証券勘定や子会社株式勘定が使われますが、この講座では扱いません。- 有価証券を取得した場合には、有価証券の取得原価と買入手数料などの付随費用とともに有価証券勘定の借方に記入します。
- 有価証券を売却した場合には、売却した有価証券の帳簿価額を有価証券勘定の貸方に記入するとともに、売却価額 > 帳簿価額 なら有価証券売却益勘定の貸方に、その差額を記入します。138
売却価額 < 帳簿価額 なら有価証券売却損勘定の借方に、その差額を記入します。- 有価証券の利子を受取った場合には、受取利息勘定の貸方に記入します。147
- 有価証券の配当を受取った場合には、受取配当金勘定の貸方に記入します。129
- 市場性のある有価証券は絶えず時価(市場価格)が変動しています。
決算時に時価が簿価よりも低くなった場合に、有価証券の評価替えをします。つまり、簿価を時価に合わせることです。 借方に、簿価と時価の差額を有価証券評価損勘定とし、貸方を有価証券勘定とする仕訳を起こします。291 決算時に時価が簿価よりも高くなった場合には、通常なにもしません。
余談- 有価証券について:
- 法人税法と所得税法での取り扱いは大きく違うので、有価証券の取引をする場合には税務の資料を参考にして下さい。
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